中東で新しい「多国籍海上防衛同盟」が動き始めました
2026年7月30日、中東で新しい動きがありました。
サウジアラビアが主導して、「多国籍海上防衛同盟(Multinational Maritime Defense Alliance:MMDA)」という新しい安全保障の枠組みを作る動きが始まり、14カ国が共同宣言に参加しました。
今回、私が注目しているのは、単に新しい軍事的な枠組みができたということではありません。
サウジアラビアをはじめとする中東の国々が、アメリカだけに頼るのではなく、自分たちで自分たちの地域を守ろうと動き始めているというところです。
中東の現在を見るには、オスマン帝国までさかのぼる必要があります
アメリカとサウジアラビアの関係を見る前に、少し歴史をさかのぼってみましょう。
かつて中東の広い範囲を支配していたのが、オスマン帝国です。
オスマン帝国は600年以上続いた非常に大きな帝国で、現在のトルコを中心に、中東、バルカン半島、北アフリカの一部まで広い地域を支配していました。
一方、その時代のイギリスは世界各地に植民地を持っていました。
特に重要だったのがインドです。
イギリスはインドとの貿易によって大きな利益を得ていましたから、ヨーロッパとインドを結ぶ航路は非常に重要でした。
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