自分の無意識を知るには、まず「現在地」を知る
これまで、無意識が私たちの思考や行動の根本にあるというお話をしてきました。私たちは、成長するまでのさまざまな経験を通して、「お金とはこういうもの」「仕事とはこういうもの」「男性とはこういうもの」「家庭とはこういうもの」といった思い込みを作っています。そして、その思い込みを基準にして、日々いろいろなことを判断しています。
だから、人生の中で何度も同じ問題を繰り返している場合には、その出来事だけを何とかしようとするのではなく、奥にある思い込みを見ていく必要があります。同じような相手を何度も選んでしまう、お金のことで何度も同じ失敗をする、真面目に生きているのになぜか同じところでつまずく。そこには、自分でも気づいていない価値観や判断基準が隠れていることがあります。
昨日は、自分の人生を振り返って、印象に残っている出来事や、今でも覚えている人から言われた言葉を書き出してもらいました。実際にやってみると、良いことよりも嫌だったことや辛かったことの方がたくさん出てきた方も多かったと思います。
それは、人間の脳が危険だったことを覚えておこうとするからです。ただ、その記憶がそのまま人生の判断基準になってしまうと、自分の可能性まで過去の経験で決めてしまうことになります。ですから、一度自分の奥底にあるものを見て、「私はどんな判断基準を持って生きているのか」を知ることが大切です。
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