【BOOST UP WORLD】プーチン大統領の北方領土訪問ー8/18

沿って | 2026年8月26日

プーチン大統領の択捉島訪問を、ロシア側から見てみる

今日は、プーチン大統領が2026年8月13日に北方領土の択捉島を訪問したことについて、少しロシア側からの見方をご紹介したいと思います。

日本では当然、大きな問題として報道されています。高市総理も「絶対に受け入れられない」と強く抗議していますし、「ロシアがまた日本を挑発してきた」という受け止め方もかなり広がっています。ただ、ロシア側の報道やプーチン大統領の直前の行動まで見ていくと、今回の訪問には日本への挑発だけではない、いくつかの背景が見えてきます。

択捉島訪問の前日、プーチン大統領は太平洋艦隊の演習を視察していた

プーチン大統領は択捉島を訪れる前日の8月12日、サハリン沖で行われていたロシア太平洋艦隊の大規模演習を視察しています。ミサイル巡洋艦「ヴァリャーグ」に乗り込み、軍関係者を前に演説しました。ですから今回の択捉島訪問は、単独で突然行われたものではなく、ロシア極東地域を回る一連の日程の中に位置づけられていました。

ロシアは非常に大きな国です。モスクワと極東では時差も大きく、政治的にも経済的にも距離があります。2026年9月にはロシア下院選挙も予定されているため、プーチン大統領がこの時期に各地方を積極的に訪問していることには、極東地域へのアピールという国内政治上の意味もあると見られています。

もちろん択捉島は、日本にとって北方領土の一つですから、日本政府として抗議するのは当然です。一方ロシアは択捉島を自国領として実効支配していますので、ロシア側は「自国の大統領が自国の地方を訪問した」という立場です。同じ出来事でも、双方から見るとまったく違うわけです。


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