【BOOST UP MEETING】仕事に現れる無意識の現在地

沿って | 2026年10月5日

今日は「仕事」にある無意識のループを見ていく

ここ数日は、自分が今作り出している不快な現実について、その根っこにどんな無意識のパターンがあるのかを見ています。私たちは、無意識の中にある思考の枠や行動の枠、心理的なパターンを通して現実を見ています。そして何か出来事が起きると、その見方から感情が生まれ、その感情をもとに行動し、その結果として現実が作られます。

今、自分にとって不快な現実があるとしたら、その背景にはどんな心理的なパターンがあるのか。そこを探ってみようという取り組みです。これまで「お金」「人間関係」を見てきましたが、今日は「仕事」について見ていきます。

仕事は、人生の充実度にも大きく影響する

仕事というのは、お金にも関係しますし、自己肯定感にも関係します。仕事を失えば収入にも影響しますから、生活そのものにも深く関係してくる分野です。

一日8時間、週5日働くと考えると、私たちは年間で2000時間以上を仕事に使っています。それだけ多くの時間を過ごす場所ですから、仕事が充実しているのか、それとも毎日苦しいと感じているのかによって、人生全体の充実感も大きく変わってきます。

ですから今日は、今の仕事について「嫌だな」「しんどいな」「これは何とかしたいな」と思っていることがあれば、まずそれをありのままに言葉にしてみてください。

「不快な状況 → 行動 → 感情 → 過去」の順にたどる

今回も、ワークの順番は同じです。

最初に、現在の仕事についての不快な状況を書きます。そして、その不快な状況にいるときに、自分はどんな行動をしているのかを書きます。

次に、その行動をしているときの自分の感情を言葉にします。そして最後に、「この感情と似たものを、過去にも感じたことがなかっただろうか」と振り返ります。

特に思い出してほしいのは、幼少期の経験です。今の仕事で感じている怒り、不安、怖さ、悔しさ、諦めなどと似た感情を、子どもの頃にも感じていなかったかを探ってみます。

子どもの頃の記憶は「100%の事実」とは限らない

ここで、もう一つ大切なことがあります。幼少期の経験を思い出したときに、「私が覚えていることは、本当に100%その通りだったのだろうか?」と問いかけてみてください。

例えば、「私は親から一度も褒めてもらったことがない」と思っていたとします。でも、もしかすると親は褒めていたのかもしれません。ただ、自分自身がそれを「褒められた」と受け取っていなかった可能性もあります。

そうだとすると、大切なのは「親が悪かった」「自分が悪かった」と決めることではありません。なぜ私は、その出来事をそのように受け取ったのだろうと考えることです。

子どもの頃の出来事そのものだけではなく、その出来事を自分がどう受け取り、そこからどんな思い込みを作ったのか。その部分に、現在の心理的なパターンにつながっているものがあるかもしれません。

過去の記憶を見直すと、思い込みを断ち切れることがある

私たちは、幼少期の経験を「こうだった」と記憶しています。でも、その記憶には、そのときの自分の受け取り方も含まれています。

「自分は認めてもらえなかった」「自分は大切にされなかった」「何をしても怒られた」と感じていたとしても、それが事実のすべてだったのかどうかは分かりません。

そこで一度、「これは本当に100%事実なのかな」と見直してみます。すると、「もしかすると、私はこういう受け取り方をしていただけかもしれない」と気づくことがあります。

その気づきが出てくると、長い間持っていた思い込みを断ち切るきっかけになります。今回のワークでは、過去を責めるためではなく、今の自分を動かしている思い込みを発見するために過去を見ていきます。

同じ苦しい現実を繰り返しているなら、考え方の癖を見る

いろいろな方の相談を受けていると、人生の難しい局面や、辛い出来事を何度も繰り返している方には、やはり一定の考え方の癖があることがあります。

本人は「どうしてまたこんなことが起きるんだろう」と思っています。でも、今の現実、自分の行動、感情、そして過去の経験を順番に見ていくと、「私はこの場面になると、いつもこう反応しているんだ」というものが見えてきます。

お金、人間関係、仕事、家庭。この4つについて、非常に単純な形で順番に見ていくだけでも、自分が何を取り違えているのか、どこで同じ反応を繰り返しているのかが分かってくることがあります。

ループを変えるには「今までと違う行動」が必要

古いループを見つけたら、それだけで終わりではありません。現実を変えようと思ったら、今までとは違う行動を取ってみることが重要です。

例えば、何度も人にお金を持ち逃げされてしまう方が実際にいらっしゃいます。一緒に仕事を始めた相手にお金を持ち逃げされ、警察へ行っても「本当に持ち逃げされた証拠はあるのですか」と聞かれ、そこで気持ちが折れてしまう。そして最終的には、相手を追及せずに許してしまう。そのようなことを何度も繰り返していました。

その人にとっては、相手を最後まで追及しない方が安全なのかもしれません。面倒なことにならずに済むという感覚もあるのでしょう。でも、そこで今までと同じ行動を取れば、同じループが続きます。

ループを変えるためには、今までとは違う選択をしなければなりません。場合によっては、それまで避けてきた行動を取る必要もあります。

仕事でも、いつもと違う選択をしてみる

今回は仕事がテーマですから、自分の仕事のループが見えてきたら、「今までと違う行動とは何だろう」と考えてみてください。

例えば、いつも同じ方法で仕事を探して同じ結果になっているなら、仕事の探し方を変えてみる。職場でいつも同じ人間関係の問題が起きているのであれば、コミュニケーションの取り方を変えてみる。いつも我慢して何も言わないのであれば、今までとは違う伝え方を考えてみる。

古いループを見つけたのに、行動だけは以前とまったく同じであれば、現実も変わりません。自分がどこで同じ選択をしているのかを見つけ、その部分で違う行動を選ぶことが必要です。

今日のセルフコーチング

今日は「仕事」について、自分のループを次の順番で見てみてください。

  • 今の仕事について、不快だと感じている状況は何か
  • その状況の中で、自分はどんな行動をしているか
  • その行動をしているとき、どんな感情を感じているか
  • その感情と似たものを、幼少期にも経験していなかったか
  • そのときの記憶は、本当に100%事実だったのか
  • 今のループを変えるために、これまでと違う行動は何か

過去を振り返る目的は、誰かを悪者にするためではありません。また、「全部自分が悪かった」と結論づけるためでもありません。

自分が何をどう受け取り、そこからどんな心理的なパターンを作り、それを現在まで繰り返しているのかを知ること。そこが分かれば、自分でループを止めることができます。

お金、人間関係、仕事、家庭。この4つを少し時間をかけて深掘りして、自分がどんな思考と行動のパターンを繰り返しているのかを見つけてみてください。

 

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