
ブルキナファソとビル・ゲイツの「ターゲット・マラリア」計画
遺伝子組み換え技術については賛否両論ありますが、アフリカの人たちに対してインフォームドコンセントもなく試験薬を使用し多大な被害を出してきた歴史や、遺伝子組み換え植物は段々と収穫量が下がるという例を公にすべきじゃないかと思います。
黙っているとどこまでも広がる遺伝子組み換え。アメリカでは母親同士の口コミで危険性を共有しているようです。
西アフリカのブルキナファソで、ビル・ゲイツ氏が推進してきた「ターゲット・マラリア」というプロジェクトが大きな論争を呼びました。これは、遺伝子組み換えしたオスの蚊を大量に放ち、マラリアの拡散を防ぐという試みです。約10年間にわたって研究が続けられ、すでに数万匹規模の遺伝子組み換え蚊が存在していました。
しかし、ブルキナファソのトラオレ大統領は「将来的に人口抑制の手段として利用される危険がある」として、厳正な方法でこれらを排除しました。この決定は、西側メディアからは「軍事政権だから信用できない」という批判を受けましたが、現地では「アフリカの自立を守る一歩」として支持を集めています。
アフリカを「実験場」としてきた歴史
アフリカが西側の「実験場」とされてきた事例は数多く存在します。代表的なものとしては以下が挙げられます。
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- 1996年:ナイジェリア北部でファイザー社が未承認薬を子どもに投与し、11人が死亡。後に賠償金を支払うことで和解。
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