
感情が体調と現実をつくる仕組み
私たちの体調は、単なる食事や運動だけでなく「感情」の影響を非常に強く受けています。特に不安や怒りといった否定的な感情が続くと、脳の「扁桃体」が反応し、ストレスホルモンであるコルチゾールが放出されます。
このコルチゾールは、さらなる不安を引き起こし、やがて理性を司る「大脳新皮質」が収縮し、創造性や前向きな判断力が低下してしまうのです。
血液のpHと免疫力
昭和の医師たちの研究によると、肯定的な感情のときは血液が弱アルカリ性になり、免疫力が高まることが確認されています。反対に否定的な感情が続くと血液は酸性に傾き、白血球の働きが鈍り、免疫力が低下します。
この酸性化(アシドーシス)は、風邪や慢性病の悪化を引き起こす要因になります。だからこそ、病気の時には「断食」などを活用し、アルカリ性の水を摂ることも体調管理のポイントになります。
感情のダブルバインド:感情は増幅する
感情には「ダブルバインド」と呼ばれる性質があります。悲しいから泣くのではなく、泣くからさらに悲しみが深まる。怒りも同じで、怒り続けるとますます怒りが強くなる。
これは脳が感情に「中毒」になるためです。感情が強くなるほど、大脳新皮質の働きが鈍り、冷静な判断ができなくなるからです。だからこそ、感情のループに自らブレーキをかけることが必要です。
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