
人間関係は「わかり合えない」前提でうまくいく
今回から第九章に入り、「人間関係」をテーマにお話ししています。
まず前提として大切なのは、「人はわかり合えないものだ」と認識しておくこと。そうすることで、無理に分かってもらおうとせず、脳が防衛的にならずに済み、冷静な対応ができるようになります。
感覚のズレが人間関係のすれ違いを生む
「ちゃんと言ったのに伝わっていない」「気を使ったつもりが怒らせてしまった」「一緒にいると疲れる」「悪者扱いされやすい」——こんな経験ありませんか?
こうしたすれ違いは、言葉の問題や性格の違いだけでなく、脳の情報処理の違いや、五感を通じた感覚のズレによって生じるものです。
感覚優位の脳の仕組み
- 脳は「感覚」→「感情」→「思考」の順に情報を処理する
- まず視覚・聴覚・表情・声のトーン・距離感など非言語の情報を受け取り、そこから印象を形成
- 言葉での理解は最後の処理段階
つまり、いくら言葉で説明しても、感覚レベルでズレがあると誤解が起きるのです。
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