
感情とパフォーマンスの関係
今週は「感情とパフォーマンス」をテーマに取り上げています。感情は体調や行動に直接影響し、パフォーマンスを大きく左右します。怒りっぽい人や不安が強い人がいるのは、感情に「中毒性」があるからです。脳はよく使う回路を強化するため、怒りを繰り返せば怒りやすくなり、不安を繰り返せば不安でないと落ち着かない状態になってしまいます。
感情依存とダブルバインド
自分の感情に依存し、中毒状態になることを「感情依存」と呼びます。さらに「ダブルバインド(二重拘束)」という状況もあります。これは、どちらを選んでも否定されるような状況や、感情が増幅してしまう状態を指します。例えば「素直に話して」と言われて本音を言うと否定される、といった経験は多くの人が学校や家庭で味わったことがあるでしょう。
その結果、人は「本音ではなく建前で生きる」ことを強いられ、不快な環境に居場所を作る心理が生まれます。安心が怖い、喜びが不安になる、平和が退屈に感じる、といった状態はこの延長線上にあります。
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