
アジアを蝕む新たな薬物リスク「ゾンビシガレット」――その正体と日本上陸の現実
■ いま、何が起きているのか?
2025年に入り、日本においても違法薬物の新たな波が静かに押し寄せています。その代表格が、通称「ゾンビタバコ」と呼ばれるエトミデートを含む電子タバコ型薬物です。
これはアメリカで問題化しているフェンタニルとは別種で、アジア地域に特有の広がり方を見せています。中国で2019年ごろから流通が確認され、2020年には台湾・香港へ、そして今、日本に上陸しています。
■ 「ゾンビタバコ」=エトミデートとは?
エトミデートは本来、医療用の麻酔導入薬として使われてきましたが、悪用され「笑気麻酔(しょうきますい)」という俗称で呼ばれるようになりました。
この薬物は以下の特徴を持ちます:
- 電子タバコ型のカートリッジとして流通
- フレーバー付きで味覚的な魅力を持たせている
- 「合法」と偽って販売されていた
- 2025年5月、日本政府により正式に規制対象に指定
■ 発見のきっかけ:沖縄での事故と搬送事例
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