
ルーマニア大統領選で揺らぐ民主主義の根幹
反グローバリズムの台頭と排除の動き
2023年末に行われたルーマニア大統領選挙で、自国第一主義・反グローバリズムを掲げるカレン・ジョルジェスク氏が最多得票を獲得しました。彼は「ルーマニアのトランプ」とも呼ばれ、ロシアのプーチン大統領とも親密な関係にある人物です。
ところが、ルーマニアの憲法裁判所は「ロシアの選挙介入」を理由に選挙結果を無効とし、再選挙を命じました。重要なのは、この介入に関する具体的な証拠が一切示されなかった点です。しかもジョルジェスク氏は再び立候補を表明した直後に、理由の説明もないまま逮捕。立候補資格も剥奪されてしまいました。
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