
集中しすぎない脳の使い方──創造性を育む「ぼーっとする力」
自己一致とは何か?
今日のテーマは「自己一致と自己不一致」、そしてそれに深く関わる「デフォルトモードネットワーク(DMN)」についてです。
自己一致とは、潜在意識と顕在意識が同じ方向を向いている状態。反対に自己不一致は、心の奥で思っていることと、表面的な意識がズレている状態です。
そしてそのズレを修正する鍵のひとつが、実は「ぼーっとする時間」だったのです。
脳がぼーっとしている時に起きていること
集中している時、私たちは脳の一部しか使っていません。
計算に集中している子どもが、声をかけられても気づかないように、それ以外の領域は“ブラックアウト”状態になってしまうのです。
この状態が続くと、勉強に最適化された脳になりすぎてしまい、他の認知機能が育ちにくくなるという問題があります。
逆に、何もしていないとき──いわゆる「ぼーっとしている」状態のとき、脳の中では想像を超える活動が行われています。
これが「デフォルトモードネットワーク(DMN)」の働きで、自己認識・内省・過去の記憶整理・未来の計画・共感・創造性といった、人生を豊かにする働きが活性化するのです。
集中とDMNのバランスが重要
私たちは子どもの頃から「集中しなさい」と言われ続けてきました。
でも、集中しすぎると脳の一部だけが使われ、かえって成長が偏るリスクがあります。
実際、成績がよくても社会性に課題があるという方に出会った経験がある方も多いのではないでしょうか。
こちらの記事はBOOST UP MEETINGに参加されている方用のフォローアップコンテンツです。