
クラウス・シュワブの辞任と世界経済フォーラムの深層
本日は、長年世界経済フォーラム(WEF)の会長を務めてきたクラウス・シュワブ氏が辞任したというニュースから、グローバリズムの動向とその背後にある思想構造についてお話ししました。
クラウス・シュワブ辞任の背景
クラウス・シュワブ氏は、ダボス会議で知られる世界経済フォーラム(WEF)の創設者であり、長年にわたりグローバルエリートとされる各界リーダーたちを束ねてきた存在です。2025年4月21日、突如としてその職を辞することになりました。公には「加齢による退任」とされましたが、ウォール・ストリート・ジャーナルは「内部告発による辞任」と報じています。
内容としては、シュワブ氏が私的にWEFの資産を使用していたことや、高級ホテルでのマッサージ、プライベートジェットによる旅行、ジュネーブ郊外の42億円超の物件所有などが指摘されており、これらが理事会の承認を得ていなかったことが問題となったようです。また、2024年には女性スタッフに対するセクハラ・差別も報じられています。
WEFとその後継者の動き
後任の暫定会長として、元ネスレCEOのピーター・ブラベック=レトマット氏が就任しています。彼は「水は公共財ではなく商品であるべきだ」と主張する人物であり、その姿勢からも、WEFの思想が今後も続く可能性が示唆されています。
WEFは「グレート・リセット」という名のもと、資本主義の再構築や私有財産の見直し、デジタル通貨の導入などを提唱しており、その方向性は一部で「新たな形の共産主義」とも捉えられています。
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