教科書が伝えない「世界の見方」:社会科の本当の役割とは?
教科書改訂で見えた“偏り”
今回の教科書改訂を受けて、改めて感じたのは「社会科教科書の偏向」です。SDGsのようなテーマは素早く反映される一方で、歴史的な事実や複数の視点に基づいた内容は相変わらず反映されにくい。
たとえば、ある中学社会の教科書を開くと、ウクライナ戦争に関して「ロシアの侵攻に抗議する人々」の写真が大きく掲載されています。しかし、ロシア側の主張や視点は一切書かれていません。
子どもたちの反応から見える“気づき”
私の塾の生徒たちにその写真を見せて意見を求めたところ、さまざまな反応がありました。興味がないという子もいましたが、「片方の視点だけを載せるのはおかしい」という意見で一致しました。
ウクライナ側の立場に共感する子もいれば、ロシア側の背景を考える子もいる。重要なのは「どちらの立場も考える視点」を育てることです。
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