
ロシアと中国の首脳会談──経済安全保障の時代、日本の選択は?
本日は、ロシアと中国の首脳会談の内容と、それが世界に与える影響について解説しました。今回の会談は、5月9日のロシア「戦勝記念日」に合わせて行われたもので、実に7時間半にも及ぶ会談だったと言われています。
背景:米英の経済同盟と対抗する中露の結束
先週、アメリカとイギリスが貿易協定を締結したニュースをお伝えしました。これは経済安全保障、つまり「経済=国防」という新しい世界秩序を象徴する動きです。
それに対抗するかのように、今回ロシアと中国は包括的な経済協定を締結。感染症対策、宇宙開発(月面への電力インフラ構築など)、投資など多岐にわたる分野で合意に至りました。
中国とロシアの狙い:排除される側から組む側へ
西側諸国による制裁や経済的包囲網に対して、中国とロシアは「共通の圧力源に対抗する戦略的パートナーシップ」を強調。米国主導の排除戦略に対して、手を取り合う構えを明確に打ち出しました。
ただし、中国はロシアに対し、武器供与などは避けており、あくまで“経済連携”にとどめているようです。
どちら側に立つのか? 日本の立ち位置の岐路
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